ノエビアホールディングス(4928)
ノエビアホールディングスは、カウンセリング化粧品とセルフ化粧品を中核に、医薬・食品、アパレルや航空関連まで展開する生活消費系グループです。中核の化粧品事業が収益の柱で、高い営業利益率と安定配当を両立している点が投資家から注目されます。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/group/business/index.htm) [Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/management/plan/index.htm)
上記は2026年3月27日時点のYahoo!ファイナンス掲載値ベース。次回決算発表予定は2026年5月上旬頃。[Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/4928.T)
会社概要と事業の見どころ
同社は1964年創業、2011年設立の持株会社で、東京証券取引所プライム市場に上場しています。主力は化粧品事業で、高級基礎化粧品を扱う「ノエビア」、セルフ市場の「なめらか本舗」「エクセル」「ノブ」などを展開。加えて、南天のど飴や眠眠打破シリーズなどを含む医薬・食品、さらにアパレル・航空関連なども手掛けています。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/group/company/index.htm) [Source](https://www.noevirholdings.co.jp/group/business/index.htm)
2025年9月期中間期の売上構成比は、化粧品事業79.4%、医薬・食品事業17.5%、その他3.1%。収益の源泉は化粧品事業であり、ブランド力と商品ポートフォリオの厚みが競争力の中核です。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/account/guide/pdf/2025m_shiryo_250515.pdf)
業績推移
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/9期 | 611.43億円 | 101.15億円 | 104.06億円 | 75.89億円 | — |
| 2023/9期 | 625.52億円 | 110.24億円 | 112.95億円 | 76.73億円 | — |
| 2024/9期 | 638.23億円 | 114.23億円 | 115.94億円 | 79.70億円 | 17.90% |
| 2025/9期 | 647.24億円 | 110.75億円 | 117.74億円 | 80.30億円 | 17.11% |
| 2026/9期予 | 650.00億円 | 114.00億円 | 118.00億円 | 82.00億円 | 17.54% |
売上高は緩やかな増収基調を維持しつつ、営業利益率は17%前後と高水準です。化粧品・ヘルスケア系の消費関連銘柄としては収益性が高く、利益体質の強さが特徴です。2025/9期は営業利益こそやや減少した一方、経常利益・最終利益は高水準を維持し、2026/9期も増益計画となっています。[Source](https://kabutan.jp/stock/finance?code=4928)
直近決算のポイント
2026年9月期第1四半期は、売上高154.66億円、営業利益22.51億円、経常利益24.17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益13.21億円でした。化粧品事業は売上高122.79億円、セグメント利益25.25億円で減収減益となった一方、医薬・食品事業は売上高28.78億円、セグメント利益3.72億円で利益が伸長しました。通期予想は据え置かれています。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/news/pdf/2026/260205.pdf)
- 化粧品事業:前年同期比で減収減益
- 医薬・食品事業:減収ながら利益は増加
- その他事業:小規模ながら増収増益
- 通期見通しは維持され、会社計画は崩していない
株主還元
同社は「内部留保を確保しつつ、株主への安定的な配当を継続する」ことを基本方針としています。配当は年1回、基準日は9月30日です。1株配当は2022/9期215円 → 2023/9期220円 → 2024/9期225円 → 2025/9期230円と増配しており、2026/9期も230円予想です。高配当の安定感は本銘柄の大きな魅力です。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/stock/DividendInformation/index.htm)
なお、株主優待制度は2023年2月7日付のIRニュースで廃止済みです。現在は優待ではなく、配当による還元色が強い銘柄といえます。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/privilege/present/index.htm)
中長期戦略
経営テーマは「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」。重視KPIは売上高、営業利益、ROEで、5つの方針として「日本市場でのイノベーションと持続的利益創出」「ブランド価値の向上」「人材・組織の多様化」「研究開発・生産・物流の多様化による競争力強化」「変化に対応できる経営」を掲げています。2026年9月期の会社計画は売上高650億円、営業利益114億円です。[Source](https://www.noevirholdings.co.jp/ir/management/plan/index.htm)
投資視点の整理
- 強み:高利益率の化粧品事業、ブランド群の厚み、自己資本比率70%超の健全財務、高配当。
- 注目点:化粧品事業の回復力、医薬・食品事業の利益成長、配当維持余力。
- 留意点:主力の化粧品事業が短期的に弱含むと、全体利益に影響しやすい構造。
総じてノエビアホールディングスは、「景気敏感株」というより「高収益・高配当のディフェンシブ寄り消費銘柄」として見やすい一社です。優待廃止後も高水準配当を維持しており、インカム重視の投資家にとって候補になりやすい銘柄です。

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