インソース 6200

インソース(6200)投資分析レポート 2026
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インソース(6200)投資分析レポート 2026

企業向け研修とLMS「Leaf」を軸に、高収益・高ROE・高還元を両立している教育DX企業。生成AI・DX研修需要を取り込みながら、配当性向50%・DOE18%を目標とする資本政策が評価ポイントです。

予想配当 29.5円
予想配当利回り 4.20%
予想PER 12.75倍
ROE 36.84%
自己資本比率 77.3%

まず押さえたい投資ポイント

2026年9月期 会社予想売上高
168億円
前期比 +15.8%
2026年9月期 会社予想営業利益
68億円
前期比 +13.7〜14.6%水準
2026年9月期 予想配当
29.5円
前期25.0円から増配
中計 2027年9月期目標営業利益
78億円
Road to Next 2027

企業概要:研修会社ではなく「組織課題のワンストップ解決企業」

インソースは、講師派遣型研修、公開講座、ITサービス、その他ソリューションを組み合わせ、法人・官公庁の人材育成や業務改善を支援する企業です。教育コンテンツを自社開発し、全国開催の公開講座とLMS「Leaf」を持つことで、オフラインとオンラインの両方を押さえています。公式サイトでは「組織が抱えるさまざまな経営課題を、ワンストップで解決します」と説明しています。[Source]

  • 講師派遣型研修:4,973種類のコンテンツを顧客ごとにカスタマイズ
  • 公開講座:全国6都市の常設会場+オンラインで日本最大級の開催数
  • ITサービス:教育管理を統合するLMS「Leaf」を展開
  • その他:動画教材、コンサル、Webマーケティング、地方創生、人材紹介などへ拡張

事業の裾野が広い一方、根幹は「教育」と「教育を届ける仕組み」にある点が、インソースの理解における重要ポイントです。

株価・指標スナップショット

  • 株価:687円
  • 時価総額:599.26億円
  • 予想PER:12.75倍
  • PBR:5.21倍
  • EPS:55.14円
  • BPS:135.06円
  • ROE:36.84%
  • 自己資本比率:77.3%
  • 売買単位:100株
  • 最低投資金額:約7.03万円

Yahoo!ファイナンス集計値ベース(2026年3月末時点の取得情報)。

業績推移:高い利益率を伴いながら成長

期間 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株配当
2025年9月期 実績 145.10億円 59.78億円 59.97億円 41.30億円 25.0円
2026年9月期 予想 168.00億円 68.00億円 68.00億円 46.30億円 29.5円
2027年9月期 中計目標 200.00億円 78.00億円 78.00億円 53.00億円

2025年9月期は売上高145.10億円、営業利益59.78億円、経常利益59.97億円、純利益41.30億円で過去最高業績を更新しました。営業利益率は4割超と、教育サービス企業としては非常に高い収益性が際立ちます。2026年9月期も売上高168億円、営業利益68億円を見込んでおり、二桁成長の継続を想定しています。[Source] [Source]

2026年9月期第1四半期:増収、ただし利益は人件費先行でやや減益

2026年9月期第1四半期は、売上高37.64億円(前年同期比+7.2%)、営業利益14.01億円(同-4.0%)、経常利益14.03億円(同-4.0%)、四半期純利益9.63億円(同+3.1%)でした。DX関連研修や「Leaf」の積み上がりは続いていますが、採用強化や人件費増が短期的な利益率の重しとなっています。[Source]

成長投資を先行しながらも、営業利益率は依然として高水準です。将来の売上成長に向けた人材投資がどこまで回収されるかが、今後の株価評価の分かれ目になります。

事業別の見どころ

  • 講師派遣型研修:第1四半期売上20.38億円、前年同期比+11.3%。顧客単価上昇が追い風。[Source]
  • 公開講座:同8.91億円、同+3.3%。DX関連の高単価講座は伸長した一方、講座設定数が課題。[Source]
  • ITサービス:同4.30億円、同+7.3%。LMS「Leaf」の有料利用組織数拡大、ARRは14.18億円。[Source]
  • その他事業:同4.05億円、同-2.5%。映像制作は好調も、一部代行サービスが弱含み。[Source]

成長シナリオ:Road to Next 2027

中期経営計画「Road to Next 2027」では、2027年9月期に売上高200億円、営業利益78億円、経常利益78億円、純利益53億円を目標に掲げています。3年CAGRで17%前後の成長を狙う、比較的強気な計画です。[Source]

成長戦略の柱

  • 5つのプロフィットセンター体制で顧客セグメントごとの提案力を強化
  • 生成AI・DX関連サービスをグループ全体で拡充
  • 行政向けコンテンツと営業体制を強化
  • 新規成長分野「ライジング・ネクスト」の開発と販売促進を継続

強みの整理

  • 高収益モデル
  • 教育コンテンツを自社開発
  • 研修とITサービスの相互送客
  • Leafの継続利用率の高さ
  • 生成AI・DX教育の追い風
  • 官公庁向けも含む顧客基盤

株主還元:増配基調が最大の魅力

インソースは中計で「配当性向50%、DOE18%を目標とする配当」を明示しています。2025年9月期の1株配当は25.0円、2026年9月期予想は29.5円で、利益成長とともに還元を引き上げる姿勢が鮮明です。予想配当利回りは4.20%と、成長株の中では高水準です。[Source] [Source]

PBRは5倍超と割安感は乏しい一方、ROE36.84%という資本効率の高さがそれを正当化している側面があります。

株主優待はある?

現在、株主優待制度はありません。会社は「株主の皆様への公平な利益還元の観点」から制度を見直し、2023年9月30日基準日の贈呈をもって株主優待制度を廃止しています。今後の還元は、基本的に配当中心で見る必要があります。[Source]

投資家視点の評価ポイント

1. 高ROEと高利益率

ROE36.84%、自己資本比率77.3%という数字は、効率性と財務健全性を両立していることを示します。高PBRでも評価されやすい条件です。

2. 生成AI・DX教育の追い風

DX研修、AI活用提案、LMSの需要が続く限り、インソースの商機は広がります。研修×ITの両輪は競争優位性です。

3. 配当重視との相性

高成長株でありながら配当利回り4%台は魅力的です。優待廃止後も、総還元の軸が配当に明確化されています。

注意したいリスク

  • 人件費先行リスク:採用拡大や教育投資が短期利益率の重しになる可能性。
  • 講座供給制約:需要があっても会場・講師・運営面の制約で取りこぼす可能性。
  • 高PBRの評価リスク:成長鈍化が見えた場合、バリュエーション調整が起こりやすい。
  • 景況感の影響:企業研修予算は景気後退局面で抑制されることがある。

総括

インソースは、研修会社という枠を超えて「教育×IT×組織課題解決」のプラットフォームへ進化しつつある企業です。2025年9月期に過去最高業績を更新し、2026年9月期も増収増益計画を維持。中計では2027年9月期に売上高200億円・営業利益78億円を目標としており、成長ストーリーは明快です。[Source] [Source]

投資判断としては、「高成長・高収益・高還元」を重視する投資家に向く一方、PBRの高さゆえに業績モメンタム鈍化には敏感な銘柄です。優待目当てではなく、配当と利益成長の両立を評価できるかがポイントになります。

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この記事を書いた人

やりがい搾取の航空会社で働く地上さんです
将来不安を解消するために株式投資に励んでます

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