はるやまホールディングス(7416)
商品引換券でワイシャツ&ネクタイを
毎年ゲット!
紳士服チェーン第4位|東証スタンダード|権利確定:3月末|2026年2月時点
🏢 会社概要・事業内容Haruyama Holdings Co., Ltd.
はるやまホールディングス(証券コード:7416)は、1974年11月6日に設立された岡山県岡山市に本社を置く紳士服チェーンを中心とした持株会社です。「はるやま」「P.S.FA(Perfect Suit Factory)」「フォーエル」などのブランドを展開し、メンズ・レディスのビジネスウェアとその関連洋品(ワイシャツ、ネクタイ、スーツ等)の販売を主な事業としています。
業界では青山商事・AOKI・コナカに次ぐ第4位のポジションを占め、関東以西が主な商圏です。2025年3月末時点でのグループ合計店舗数は370店舗。東証スタンダード市場に上場しており、時価総額は約129億円(2026年2月時点)の中小型株です。
看板商品の一つが「アイシャツ(アイロン不要ワイシャツ)」で、累計1,000万枚を超える売上実績を誇るヒット商品です。また洗えるスーツや機能性素材を活用した商品開発にも定評があります。
| 会社名 | 株式会社はるやまホールディングス | 証券コード | 7416(東証スタンダード) |
|---|---|---|---|
| 設立 | 1974年11月6日 | 上場 | 1994年11月22日 |
| 本社所在地 | 岡山県岡山市北区 | 決算期 | 3月末日 |
| 代表者 | 治山 正史 | 従業員数 | 1,119名(連結) |
| 資本金 | 39億9,100万円 | 発行済株式数 | 1,648万株 |
| 業種 | 小売業(紳士服・衣料品) | 店舗数 | 370店舗(2025年3月末) |
🏷️ 展開ブランドと店舗戦略
はるやまHDは複数のブランドを通じて、多様な顧客ニーズに対応しています。
はるやま
主力ブランド。郊外型大型店を中心に展開。手頃な価格帯とフレッシャーズ向け商品が強み。
P.S.FA
Perfect Suit Factory。都市型・駅前立地。デザインスーツやビジネスカジュアルに対応。
フォーエル
大きいサイズ専門店。標準サイズでは対応しにくい体型のお客様向け。ニッチな需要を創造。
TRANS CONTINENTS
カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルを提案するファッションブランド。
🗓️ 業績の季節性
紳士服業界は第4四半期(1月〜3月)の入社・入学シーズン(フレッシャーズ商戦)への集中度が非常に高く、通期業績の大部分をこの時期に稼ぎます。
Q1〜Q3は通常赤字(特にQ1・Q2)で、Q4で一気に黒字回収する構造。フレッシャーズ商戦の好不調が通期業績を大きく左右します。
📊 基本スペック(財務データ)2025年3月期実績・2026年3月期会社予想
| ■ 株価・投資指標(2026年2月27日時点) | |||
|---|---|---|---|
| 株価 | 784円 | 時価総額 | 129億円 |
| PER(予想) | 24.6倍 | PBR(実績) | 0.58倍(割安) |
| 配当利回り | 1.98% | 配当金(予想) | 15.5円/株 |
| 昨年来高値 | 887円(2025/09/04) | 昨年来安値 | 536円(2025/01/30) |
| ■ 損益計算書(百万円) | |||
| 売上高(2024/3) | 35,915 | 売上高(2025/3) | 36,135 |
| 営業利益(2024/3) | 927 | 営業利益(2025/3) | 625 |
| 経常利益(2024/3) | 1,256 | 経常利益(2025/3) | 964 |
| 純利益(2024/3) | 405 | 純利益(2025/3) | 670 |
| EPS(2025/3) | 41.2円 | EPS(2026/3予想) | 31.9円 |
| ■ 貸借対照表・財務指標(2025年3月末) | |||
| 総資産 | 43,449百万円 | 自己資本 | 24,165百万円 |
| BPS(1株純資産) | 1,509.37円 | 自己資本比率 | 55.6%(健全) |
| ROE(2025/3) | 2.79% | ROA(2025/3) | 1.48% |
| 有利子負債倍率 | 0.36倍 | 配当性向(2025/3) | 47.8% |
| ■ 2026年3月期 会社予想 | |||
| 売上高(予) | 37,500百万円(+3.8%) | 営業利益(予) | 630百万円(+0.8%) |
| 純利益(予) | 500百万円(-25.4%) | 配当金(予) | 15.5円/株 |
💰 配当推移1株当たり年間配当金(円)
| 決算期 | 配当金 (円/株) |
配当利回り | 配当性向 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 15.5円 | 2.09% | 62.7% | — |
| 2021年3月期 | 15.5円 | 2.27% | 赤字 | コロナ禍でも継続 |
| 2022年3月期 | 0円 | 0% | 赤字 | ⚠️ コロナ赤字で無配 |
| 2023年3月期 | 15.5円 | 3.24% | 102.6% | 無配後に復配 |
| 2024年3月期 | 15.5円 | 2.48% | 62.5% | — |
| 2025年3月期 | 20円 | 3.24% | 47.8% | ⭐ 創業70周年記念配当+4.5円 |
| 2026年3月期(予) | 15.5円 | 1.98% | 約49% | 📋 会社予想(通常配当水準に戻る) |
📅 配当権利確定日・支払日
| 権利確定日 | 毎年3月31日(年1回) |
|---|---|
| 2026年3月 権利付き最終日 | 2026年3月27日(金) |
| 2026年3月 権利落ち日 | 2026年3月30日(月) |
| 配当支払時期 | 6月下旬〜7月頃 |
| 100株の年間配当額 | 1,550円(15.5円 × 100株) |
🎁 株主優待の詳細権利確定:毎年3月31日|発送:6月末ごろ
はるやまHDの株主優待は、100株以上保有の株主に毎年3月31日の権利確定日ベースで付与されます。優待内容は2種類あり、①優待買物割引券(20%OFF)と②商品贈呈券(最大6,600円)の組み合わせです。
📋 優待内容一覧(2025年3月実施分以降)
| 保有株数 | 継続保有 | 20%割引券 | 商品贈呈券 | 合計優待価値目安 |
|---|---|---|---|---|
| 100〜999株 | 1年未満 | 2枚 | なし | 割引利用次第 |
| 1年以上 | 2枚 | 1枚 | ¥6,600相当〜 | |
| 1,000〜2,999株 | — | 6枚 | — | — |
| 3,000株以上 | — | 10枚 | — | — |
👔 商品贈呈券で交換できる商品
税込6,600円までの以下の商品から1点と交換(6,600円超は差額支払いで購入可):
🏪 優待が使えるブランド・店舗
💡 商品贈呈券の賢い使い方
ワイシャツ
税込6,600円まで無料。アイシャツなら1枚タダでゲット!仕事で毎日使える実用的な優待。
ネクタイ
税込6,600円まで無料。ブランドネクタイを実質コストゼロで手に入れられます。
20%割引券×2枚
他の割引と1種類併用可能。スーツや礼服購入時に使えば数千円単位の節約に。
📝 私の保有状況と活用法
🏠 わが家のはるやまHD活用術
現在、本人名義・妻名義の2口座でそれぞれ100株ずつ保有しています(合計200株)。1年以上継続保有しているため、毎年商品贈呈券が合計2枚届きます。毎年決まって「ワイシャツ1枚+ネクタイ1本」の組み合わせで交換しており、年間合計最大¥13,200相当の商品を実質無料でゲットできています。
今後は子供名義でも100株保有して、さらに1枚を追加取得予定です。将来、子供が社会人になるときに向けてワイシャツやネクタイを毎年積み立てて渡したい、という長期的な視点での保有です。
📊 保有シナリオ別 年間リターン比較
| 保有名義 | 株数 | 投資金額目安 | 年間配当 | 商品贈呈券 | 割引券 | 年間合計 優待価値目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本人名義 | 100株 | ¥78,400 | ¥1,550 | 1枚(¥6,600) | 2枚 | ¥8,150〜 |
| 妻名義 | 100株 | ¥78,400 | ¥1,550 | 1枚(¥6,600) | 2枚 | ¥8,150〜 |
| 現在合計(2口座) | 200株 | ¥156,800 | ¥3,100 | 2枚(¥13,200) | 4枚 | ¥16,300〜 |
| 子供名義(追加予定) | 100株 | ¥78,400 | ¥1,550 | 1枚(¥6,600) | 2枚 | ¥8,150〜 |
| 将来合計(3口座) | 300株 | ¥235,200 | ¥4,650 | 3枚(¥19,800) | 6枚 | ¥24,450〜 |
※優待価値は商品贈呈券を額面¥6,600で計算。20%割引券の価値は利用金額によって変動。配当は予想¥15.5円/株で計算。株価は¥784で計算。実際の利回りは保有コスト・税金等によって異なります。
⚖️ メリット・デメリット
✅ メリット(8選)
- 商品贈呈券で実用品が無料:ワイシャツ・ネクタイ等¥6,600相当を毎年タダでゲット
- 複数名義で保有を増やせる:家族名義で保有すれば家族人数分の優待を受けられる
- 最低投資額が約7.8万円と手頃:他の優待株と比べて参入しやすい
- PBR0.58倍と割安:純資産(BPS¥1,509)に対して株価(¥784)が大きく割り引かれている
- 財務健全性が高い:自己資本比率55.6%、有利子負債倍率0.36倍で負債が少ない
- 実用性の高さ:スーツ・ワイシャツは生活必需品。実際に使えるリアルな優待
- 割引券(20%OFF)も付いてくる:スーツや礼服の購入時に節約できる
- 西日本中心に幅広い店舗展開:370店舗あり、使える店が多い
⚠️ デメリット(7選)
- 商品贈呈券に1年以上の継続保有が必須:2025年3月から条件追加。新規購入後1年は贈呈券なし
- 配当水準が低い:¥15.5円/株(利回り約1.98%)はインカム目的には物足りない
- コロナ時に無配(2022年3月期):業績悪化時に配当カットの前例あり
- ROEが2.35%と非常に低い:株主資本の効率的活用が不十分。成長期待はしにくい
- 業績の季節性が極端:Q4(フレッシャーズ商戦)に収益が集中。Q1〜Q3は赤字継続
- スーツを着ない方には優待の使い道が限定的:カジュアル職場・女性には恩恵が少ない場合も
- 優待廃止・改悪リスク:株主数増加や業績悪化時に優待見直しの可能性がある
⚠️ リスク分析
🔴 リスク①:業績悪化と優待廃止リスク
2026年3月期第3四半期(2025年4〜12月)の累計営業損失は約-21億円と前年(-9億円)から大幅拡大。Q4のフレッシャーズ商戦でのリカバリーが必須です。業績が継続悪化した場合、株主優待の廃止・改悪リスクが高まります。2022年3月期には実際に無配を経験していることも念頭に置く必要があります。
🔴 リスク②:スーツ市場の構造的縮小
国内スーツ市場規模は1992年の約8,000億円から2017年には約2,000億円台まで縮小。「ビジネスカジュアル化」「リモートワーク定着」「スーツ離れ」のトレンドは長期的に続く見通しです。業界全体のパイが縮小する中での生き残り戦略が問われています。
🔴 リスク③:継続保有条件と優待利回りの低下
2025年3月実施分から商品贈呈券の取得に「1年以上の継続保有」が必要になりました。事実上の優待改悪です。保有期間が1年未満の場合は20%割引券2枚のみとなり、優待価値が大きく下がります。
🔴 リスク④:サイバー攻撃による個人情報漏洩(2025年10月)
2025年10月、はるやまHDは延べ1万8千人分の顧客個人情報が漏洩した可能性を発表。企業信頼性・ブランドイメージへのダメージや、セキュリティ対策コスト増加により、今後の業績・費用面への影響が懸念されます。
🟠 リスク⑤:株主数増加による優待コスト増
現在の株主数は約42,345名。株主数が増え続けると優待コストが膨らみ、将来的な廃止・改悪につながる可能性があります。2024年の優待変更でも一部の条件が改悪されており、今後も見直しが行われる可能性があります。
🟠 リスク⑥:子供名義保有時の留意点
未成年の子供名義で株式を保有するには、未成年口座の開設が必要です。また、商品贈呈券の取得には1年以上の継続保有が条件となるため、口座開設・購入後すぐには贈呈券が届きません。さらに、権利確定日(3月31日)時点で継続保有していることが確認される必要があります。
🟡 リスク⑦:ROE低水準・PBR1倍割れの継続
ROE2.35%、PBR0.58倍と低水準が続いています。東京証券取引所が2023年3月に「PBR1倍割れ企業への改善要請」を出しましたが、はるやまHDはBPS¥1,509に対して株価¥784と大きく乖離したままです。株価の大きな上昇期待はしにくい状況と言えます。
🔭 業界動向と将来性
📉 スーツ市場の長期縮小トレンド
国内メンズスーツ市場は1992年の約8,000億円をピークに縮小が続き、2017年には約2,000億円台まで落ち込みました。「職場のカジュアル化(クールビズ等)」「コロナ禍でのリモートワーク定着」「若者のスーツ離れ」が複合的に作用しており、構造的な縮小トレンドが続いています。
🏭 業界の集約化
かつて10社以上が乱立していた紳士服チェーン業界は、現在は大手4社(青山商事・AOKI・コナカ・はるやまHD)に集約されました。はるやまHDは規模的に4位の立ち位置であり、大手との競争や差別化が課題です。
💡 はるやまHDの対応策
- ビジネスカジュアル対応:スーツだけでなく、ジャケット・スラックスなどのカジュアルビジネスウェアを強化
- レディスへの積極展開:女性向け商品・Eコマースを強化し、男性偏重からの脱却
- 機能性商品開発:アイシャツ(アイロン不要)・洗えるスーツなどの付加価値商品でオンライン購入にも対応
- 「ほっとひと息ステーション」:疲労回復ウェア「ヨクネル」やリラクゼーションサービスを提供し、店舗を地域の憩いの場として再定義する試み
- フレッシャーズ商戦への集中:学生・新社会人向けの季節需要を最大化
📌 まとめ
「実用的な優待で生活費を節約したい方」→ ◎ おすすめ(ワイシャツ・ネクタイが毎年必要なビジネスマン向け)
「配当重視の方」→ △ 配当利回り約2%は及第点以下
「株価上昇益を狙いたい方」→ △ ROE低水準・スーツ市場縮小でキャピタルゲインは期待しにくい
「家族名義で優待を最大化したい方」→ ◎ 最低投資額が手頃で複数名義での取得に向いている
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