ステップ 9795

ステップ(9795)投資分析レポート 2026
TSEプライム / 9795 / 2026年3月時点整理

ステップ(9795)投資分析レポート 2026

ステップは神奈川県地盤の学習塾で、高校受験・大学受験・学童までを展開する教育サービス企業です。県立トップ校への高い合格実績と強固な財務体質、そして配当性向50%を目安にした株主還元方針が特徴で、地方密着型の教育株でありながら収益性・安定性の両面で評価しやすい銘柄です。

株価 2,424円
予想配当 88円
予想配当利回り 3.63%
予想PER 13.82倍
自己資本比率 89.7%

まず押さえたい投資ポイント

2026年9月期 1Q売上高
45.49億円
前年同期比 +0.8%
2026年9月期 通期営業利益予想
39.42億円
前期比 +4.3%
2026年9月期 予想配当
88円
前期85円から増配
自己資本比率
89.7%
教育株でも屈指の財務健全性

会社概要:神奈川地盤で合格実績を積み上げる教育サービス企業

[ステップ](https://www.stepnet.co.jp/)は1975年創業、1979年設立の学習塾です。東証プライム上場で、事業内容は小5〜中3生向けの高校受験指導、現役高校生向け大学受験指導、学童保育および保育園運営です。2025年9月末時点で167校体制、2025年10月末時点の正社員・嘱託社員は951名と、神奈川県内で厚い教室網と人材基盤を持っています。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/RB/company_2025.pdf)

  • 証券コード:9795
  • 上場市場:東京証券取引所プライム市場
  • 設立:1979年9月(創業1975年1月)
  • 本社:神奈川県藤沢市藤沢602
  • 代表取締役社長:遠藤 陽介
  • 主力事業:高校受験指導、大学受験指導、学童保育

株価・指標スナップショット

  • 株価:2,424円
  • 時価総額:404.08億円
  • 発行済株式数:16,670,000株
  • 予想配当:88.00円
  • 予想配当利回り:3.63%
  • 予想PER:13.82倍
  • PBR:1.37倍
  • EPS:175.38円
  • BPS:1,763.11円
  • ROE:10.02%
  • 自己資本比率:89.7%
  • 最低投資金額:約24.2万円

Yahoo!ファイナンス取得値。株価指標は取得時点のスナップショットです。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/9795.T)

投資ストーリー:神奈川ドミナントと“授業の質”が最大の競争力

ステップの投資妙味は、単なる校舎拡大ではなく、神奈川県内での高いブランド力と合格実績を背景に、既存校の充席率向上やクラス増設で着実に生徒数を伸ばせる点にあります。2025年9月期の期中平均生徒数は35,126人と前期比4.3%増、2025年度公立高校合格実績でも横浜翠嵐などトップ校で高い存在感を示しました。教育ビジネスでありながら、過度な広告依存ではなく、指導品質と口コミ・ブランドで成長していることが収益性の高さにつながっています。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/RB/company_2025.pdf)

2025年9月期通期決算:売上高・営業利益ともに過去最高

項目2025年9月期 実績
売上高15,846百万円
営業利益3,780百万円
経常利益3,865百万円
当期純利益2,689百万円
期中平均生徒数35,126人

2025年9月期は生徒数の増加が通期で寄与し、売上高158.46億円、営業利益37.80億円、経常利益38.65億円、当期純利益26.89億円と過去最高を更新しました。小中学生部門・高校生部門ともに期中平均生徒数が4.3%増と揃って伸びたことが、安定成長を支えています。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/RB/company_2025.pdf)

2026年9月期1Q:利益は小休止でも生徒数増は継続

項目2026年9月期 1Q
売上高4,549百万円
営業利益1,634百万円
経常利益1,657百万円
四半期純利益1,168百万円
塾生総数(期中平均)36,425人

2026年9月期第1四半期は、塾生総数が36,425人と前年同期比3.1%増を確保し、売上高は45.49億円で前年同期比0.8%増となりました。一方、営業利益は16.34億円で同1.8%減でしたが、会社側は冬期講習売上の月次按分の影響で第1四半期に106百万円のマイナス影響が出たと説明しており、第2四半期にはプラスに作用する見込みです。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/26_firstquarter.pdf)

部門別の見どころ:小中学生が主力、高校生部門も成長

事業部門2026年9月期1Q 売上高前年同期比ポイント
小中学生部門3,559百万円100.1%主力部門。県立高校受験向けブランド力が土台
高校生部門989百万円103.3%大学受験指導が堅調で全体成長を支える

売上構成の中心は小中学生部門ですが、高校生部門も前年同期比103.3%と伸びています。さらに学童部門では既存4教室の生徒数が2025年12月末時点で前年同期比11.5%増と好調で、STEPキッズの基盤強化も進んでいます。教育サービスを単一セグメントとして運営しつつ、対象年齢の広がりで収益機会を増やしている点は評価ポイントです。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/26_firstquarter.pdf)

2026年9月期会社予想:増収増益・増配を継続

項目2026年9月期 会社予想
売上高16,494百万円
営業利益3,942百万円
経常利益4,022百万円
当期純利益2,754百万円
年間配当予想88.00円(中間44円・期末44円)

会社予想では、2026年9月期は売上高164.94億円、営業利益39.42億円、経常利益40.22億円、当期純利益27.54億円と、前期比で増収増益を見込んでいます。第1四半期時点で通期見通しは据え置かれており、川崎・横浜東部南部エリアでの新規開校や既存校の充席率向上が通期成長の源泉になります。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/26_firstquarter.pdf)

今後の成長ドライバー

注目したいポイント

  • 川崎スクール、富岡スクールなど新規開校で未開拓エリアを攻略
  • 大学受験部門の満席解消へ向けた移転・増床
  • STEPキッズ学童教室の拡大と運営ノウハウの標準化
  • “質の高い授業”を支える教師育成への継続投資

足元では大規模な多店舗展開よりも、教務力の強化と選択的な出店を優先しています。少子化下でも既存エリアの深掘りとブランド力維持ができれば、無理な拡大をせずに利益率を守れる構造です。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/26_firstquarter.pdf)

株主還元:配当性向50%目安の増配路線

ステップは配当性向50%を目安にした還元方針を掲げています。2025年9月期は年間85円、2026年9月期予想は年間88円で、中間44円・期末44円の予定です。2023年9月期に配当性向目安を30%から50%へ引き上げて以降、株主還元姿勢はより明確になっています。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/9795.T/dividend) [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/RB/company_2025.pdf)

株主優待はある?

ステップには株主優待があります。権利確定日は9月末で、100株以上保有株主が対象です。オリジナルQUOカードがもらえる制度で、100株以上500株未満なら6か月未満500円、6か月以上1,000円、1年以上1,500円、2年以上2,000円相当へ拡充されます。500株以上、1,000株以上では金額がさらに上がるため、長期保有インセンティブのある設計です。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/9795.T/incentive)

投資家視点の強み

  • 高い財務健全性:自己資本比率89.7%、教育業界でも際立つ安定感
  • 地域ブランド力:神奈川県内トップ校で高い合格実績
  • 安定成長:生徒数が継続増加、既存校でも伸ばせる構造
  • 株主還元:増配基調と配当性向50%目安、QUOカード優待あり
  • 高収益体質:2025年9月期営業利益率は約23.9%

注意したいリスク

  • 少子化による市場縮小リスク
  • 神奈川県内集中ゆえの地域景気・教育政策の影響
  • 私学無償化の拡大による受験動向の変化
  • 教師採用・育成が成長制約になりうる点
  • 冬期講習など季節要因による四半期ブレ

総評:地味でも強い、地域密着型の高収益教育株

ステップは“派手な成長株”ではなく、強いブランド・高い合格実績・健全財務・増配を積み上げることで評価される教育株です。

2025年9月期は過去最高業績、2026年9月期も増収増益・増配見通しです。少子化は逆風ですが、同社は神奈川県内での圧倒的な実績と授業品質を武器に、価格競争ではなくブランド競争で勝ってきました。高配当かつ優待付きで、ディフェンシブ性の高い内需株として見やすく、中長期でじっくり保有する投資家と相性のよい銘柄といえます。 [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/RB/company_2025.pdf) [Source](https://www.stepnet.co.jp/company/data/26_firstquarter.pdf) [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/9795.T)

参考リンク

この記事を書いた人

やりがい搾取の航空会社で働く地上さんです
将来不安を解消するために株式投資に励んでます

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