東海エレクトロニクス(8071)
株主優待・配当・業績
完全ガイド 2026年版
エレクトロニクス専門商社の老舗 | QUOカード優待 | 配当利回り約3.7% | PBR 0.35倍の超割安株
| 会社名 | 東海エレクトロニクス株式会社 |
| 証券コード | 8071(名証メイン) |
| 創業 | 1945年(2025年で創業80周年) |
| 本社所在地 | 名古屋市(愛知県) |
| 資本金 | 30億7,500万円 |
| 決算期 | 3月31日(連結) |
| 連結子会社 | 12社(海外拠点含む) |
| 業種 | 卸売業(エレクトロニクス専門商社) |
| 主要取引先 | TOPPAN、自動車メーカー各社など |
東海エレクトロニクスは1945年創業の老舗エレクトロニクス専門商社。社会インフラ向けシステム・電子デバイス・半導体デバイスを幅広く取り扱い、自動車分野を中心に国内外3,000社超の取引先を擁します。名古屋を本拠とし、国内6カンパニー+海外拠点をグローバルネットワークで展開。半導体デバイスから制御ユニット、ソフトウェアまで垂直的なソリューション提供が強みです。
地域別カンパニー制を採用し、国内5カンパニー+海外オーバーシーズで展開。自動車向けが売上の約72%を占める高い集中度が特徴です。
📊 市場分野別 売上構成(FY2025実績)
🗾 セグメント別 売上(FY2025実績・百万円)
| カンパニー | 売上高(百万円) | 構成比 |
|---|---|---|
| 中部・関西 第3カンパニー(名古屋中核) | 22,503 | 39.5% |
| オーバーシーズ・ソリューション(海外) | 15,571 | 27.3% |
| 中部・関西 第2カンパニー | 6,322 | 11.1% |
| 中部・関西 第1カンパニー | 6,220 | 10.9% |
| 関東・甲信越カンパニー | 4,128 | 7.2% |
| システム・ソリューション | 2,255 | 4.0% |
| 合計 | 56,999 | 100% |
ルネサスエレクトロニクス製半導体の特約店契約解消により、2025年3月をもって全取り扱いが終息。これがFY2026の大幅減収(売上▲26%減予想)の最大要因です。構造変化として認識が必要です。
⭐ BPS ¥8,231 に対して株価 ¥3,085=PBR 0.35倍という際立った割安感が特徴。解散価値の35%で買える計算。
| 決算期 | 売上高 (百万円) |
営業利益 (百万円) |
純利益 (百万円) |
EPS(円) | 配当(円) | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2022(2022/3) | 60,759 | 1,966 | 1,404 | — | 114 | — |
| FY2023(2023/3) | 64,495 | 1,533 | 1,042 | — | 114 | — |
| FY2024(2024/3) | 60,833 | 1,604 | 492 ※特損 | 233.15 | 114 | 48.9% |
| FY2025(2025/3)実績 | 56,999 | 1,100 | 642 | 304.11 | 114 | 37.5% |
| FY2026(2026/3)予想修正 | 40,000 | 750 | 520 | 約246 | 114 | 約46% |
※FY2024純利益はのれん等の減損損失(¥3.54億)を計上した特別損失あり。FY2026は2025年10月23日修正後の通期予想。売上高は百万円単位。
→ 通期業績の上振れが強く期待される局面です。
| 決算期 | 年間配当(円) | 中間 | 期末 | 配当性向 | 配当利回り参考 |
|---|---|---|---|---|---|
| FY2022(2022/3) | 114 | 57 | 57 | — | — |
| FY2023(2023/3) | 114 | 57 | 57 | — | — |
| FY2024(2024/3) | 114 | 57 | 57 | 48.9% | — |
| FY2025(2025/3)実績 | 114 | 57 | 57 | 37.5% | — |
| FY2026(2026/3)予想 | 114 | 57 | 57 | 約46% | 3.69% |
| 保有株数 | 優待内容 | 最低投資額目安 | 優待利回り |
|---|---|---|---|
| 1単元(100株)以上200株未満 | QUOカード 500円(500円券×1枚) | ¥308,500 | 0.16% |
| 200株〜999株 | QUOカード 1,000円(1,000円券×1枚) | ¥617,000 | 0.16% |
| 1,000株〜1,999株 | QUOカード 3,000円(1,000円券×3枚) | ¥3,085,000 | 0.10% |
| 2,000株以上 | QUOカード 5,000円(1,000円券×5枚) | ¥6,170,000 | 0.08% |
権利確定日:毎年3月31日(年1回)。優待は6月の定時株主総会終了後に送付。QUOカードはコンビニ・スーパー・書店など日常生活で幅広く活用可能。
配当:114円×100株=11,400円(利回り3.70%)
優待:QUOカード500円(0.16%)
総合利回り:約3.86%
配当:114円×200株=22,800円(利回り3.70%)
優待:QUOカード1,000円(0.16%)
総合利回り:約3.86%
2023〜2025年度(FY2026まで)の3カ年計画。テーマ:「実行力!ミライの価値づくりに、さあ動き出そう」。5つの全社プロジェクト(自動車・IoT/FA・ソフトウェア・医療・環境エネルギー)を推進。
| 目標KPI | MF25 目標値 | FY2026修正予想 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 連結売上高 | 700億円 | 400億円 | 57%(未達) |
| 営業利益 | 21億円 | 7.5億円(修正後) | 36%(未達) |
| 当期純利益 | 13億円 | 5.2億円(修正後) | 40%(未達) |
| 配当 | 継続・安定 | 114円(5期維持) | 達成✅ |
📗 投資メリット
- PBR 0.35倍・BPS ¥8,231 の際立つ超割安水準
- 5期連続 114円配当(利回り3.69%)を維持
- 自己資本比率59.8%と財務健全性が高い
- FY2026 3Q累計が通期修正予想を超過・上振れ濃厚
- QUOカード優待(使い勝手◎・最低100株から)
- 1945年創業80年超・電子商社の老舗ブランド
- 次期中計でROE改善・PBR回復策に期待
📕 投資デメリット・リスク
- ルネサス特約店解消→FY2026売上▲26%の構造変化
- ROE 2〜4%と低く、資本効率の抜本改善が急務
- 自動車分野集中(72%)・中国EV低迷リスク継続
- 名証メイン上場→東証と比べて流動性が低い
- 時価総額約72億円の超小型株・売買薄
- 中期計画目標未達続き→株価カタリスト不足
- FA・工作機械分野も設備投資低迷が長期化
| リスク項目 | リスクレベル | 詳細・影響 |
|---|---|---|
| ルネサス特約解消後の売上回復 | 最高 | FY2026に200〜250億円規模の売上喪失。代替商材の獲得スピードが株価回復の鍵 |
| 自動車分野の需要低迷 | 高 | 中国EV低迷・国内自動車メーカーの生産調整が半導体・電子デバイス販売を圧迫 |
| ROE低水準・PBR 0.35倍問題 | 高 | ROE 2〜4%が続けば株価の本格回復は難しい。東証の「PBR改善」要請との関連でも注目 |
| 流動性リスク(名証・小型株) | 中 | 名証メイン・時価総額72億円。1日の売買代金が少なく、大口売却時の値下がりリスク |
| FA・工作機械分野の低迷 | 中 | 自動車関連・半導体関連の設備投資低迷が長期化。回復に時間を要する可能性 |
| 為替リスク | 低〜中 | 海外拠点(東南アジア・中国)での通貨変動。円高が輸出関連顧客の業績に影響 |
エレクトロニクス専門商社業界は、半導体サプライチェーンの再編と自動車の電動化という大きな転換点を迎えています。以下の潮流が東海エレクトロニクスに影響を与えます。
東海エレクトロニクス(8071)は1945年創業の老舗エレクトロニクス専門商社。PBR 0.35倍・BPS ¥8,231 という極端な割安水準と、5期連続で維持されてきた年間114円配当(利回り3.69%)が個人投資家の注目を集めています。
FY2026はルネサスエレクトロニクスとの特約店契約解消による大幅減収(売上▲26%予想)という構造変化に直面しています。しかし3Q時点で修正後通期予想(営業利益750百万・純利益520百万)をすでに超過しており、通期での上振れが濃厚です。減収でも収益性が改善する「少数精鋭モデル」への転換が進んでいます。
次期中期計画(2026〜2028)の策定が焦点。ROE改善・PBR1倍回復に向けた資本政策(自己株買いや増配など)が打ち出されれば、大きな株価カタリストになる可能性があります。
① PBR 0.35倍という解散価値以下の割安株・逆張り派の方 / ② 5期連続114円配当の安定株主還元を重視する方 / ③ 次期中計での資本効率改善・PBR回復を中長期で狙う方

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