みずほリース(8425)投資分析レポート
みずほ系の総合リース会社として、国内リースを土台に不動産・環境エネルギー・海外・航空機・戦略投資へと事業領域を広げる高配当銘柄です。中期経営計画2025では、単なるリース会社から「未来を共創するプラットフォームカンパニー」への進化を掲げ、2025年度に当期純利益420億円、ROA 1.6%以上、ROE 12%以上を目標に設定しています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/mid_term.html) [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
みずほリースは「高配当・低PER・利益成長」を兼ね備えた大型リース株として見やすい銘柄です。予想PER 8.74倍、PBR 0.95倍と評価はなお抑えめですが、ROEは12.15%と高く、2026年3月期第3四半期も純利益は前年同期比13.7%増と堅調です。金融系リースらしく自己資本比率は9.8%と低く見えますが、これはビジネスモデル特性による面が大きく、単純に製造業などと同列で比較するのは適切ではありません。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T) [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
投資判断の要点
- 割安感:予想PER 8.74倍、PBR 0.95倍で、利益成長と配当増を踏まえるとバリュエーションに余地があります。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T)
- 還元強化:年間配当は2021/3期18.4円から2026/3期予想50円まで右肩上がりで、配当性向も30%台へ切り上がっています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/stock_rating/dividend.html)
- 事業多角化:国内リース、不動産、グローバル、航空機、環境エネルギー、戦略投資などへ広がるポートフォリオが特徴です。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
- 収益性:実績ROEは12.15%と高く、中計でもROE 12%以上を目標としており、資本効率の高さが魅力です。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T) [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
- 注意点:資金原価の上昇や販管費増、信用コスト増が営業利益の重石になりやすく、金利環境の変化には注意が必要です。 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
株価指標まとめ
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 株価 | 1,405円 |
| 時価総額 | 3,971.46億円 |
| 予想PER | 8.74倍 |
| 実績PBR | 0.95倍 |
| 予想EPS | 160.68円 |
| 実績BPS | 1,475.38円 |
| 実績ROE | 12.15% |
| 自己資本比率 | 9.8% |
| 予想配当利回り | 3.56% |
| 年間配当予想 | 50円 |
| 最低購入代金 | 140,500円(100株) |
| 年初来高値 / 安値 | 1,544円 / 886円 |
株価関連データは2026年3月24日時点の取得値ベースです。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T)
業績推移:利益成長は明確
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2022/3期 | 5,548億円 | 178億円 | 200億円 | 149億円 |
| 2023/3期 | 5,297億円 | 317億円 | 401億円 | 283億円 |
| 2024/3期 | 6,561億円 | 395億円 | 508億円 | 352億円 |
| 2025/3期 | 6,954億円 | 489億円 | 662億円 | 420億円 |
| 2026/3期予想 | — | 450億円 | 600億円 | 450億円 |
2022/3期以降、最終利益は149億円→283億円→352億円→420億円と大きく伸びています。2026/3期予想では営業利益こそやや減益見通しですが、最終利益は450億円へ増益予想で、持分法利益やポートフォリオ高度化の効果が意識されます。営業利益率は2024/3期6.02%、2025/3期7.04%へ改善しており、事業の収益性も上向いてきました。 [Source](https://kabutan.jp/stock/finance?code=8425)
2026年3月期 第3四半期のポイント
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,398億2,800万円 | +38.8% |
| 売上総利益 | 664億3,900万円 | +7.2% |
| 営業利益 | 352億6,700万円 | ▲1.0% |
| 経常利益 | 508億4,300万円 | +2.3% |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 407億700万円 | +13.7% |
通期見通しは据え置きで、営業利益450億円、経常利益600億円、最終利益450億円を維持しています。営業利益は人件費・物件費・信用コスト増でわずかに減少しましたが、持分法投資利益の増加が経常利益と最終利益を押し上げました。 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
セグメント別の見どころ
- リース・割賦:営業利益204億6,000万円、前年同期比8.1%増。国内リースや不動産の伸長が追い風です。 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
- ファイナンス:営業利益138億6,200万円、前年同期比19.8%減。契約実行高は大きく伸びたものの、利益面は逆風でした。 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
- その他:営業利益20億600万円、前年同期比29.0%増。周辺事業の利益貢献が拡大しています。 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
中期経営計画2025の注目点
財務目標
| 指標 | 2025年度目標 |
|---|---|
| 当期純利益 | 420億円 |
| ROA | 1.6%以上 |
| ROE | 12%以上 |
みずほリースは中計の最終年度目標として、利益成長と資本効率の両立を掲げています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
中計の方向性
「リース会社から大きく躍進し、お客さまと共に未来を共創するプラットフォームカンパニー」を目指す3年間と位置付け、変革を進めています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/mid_term.html)
事業ポートフォリオ戦略
- コア:国内リース・不動産など、安定収益の中核分野
- グロース:グローバル、航空機、戦略投資、環境エネルギー
- フロンティア:サーキュラーエコノミー、XaaSなど新収益源
成長の時間軸が異なる事業を3層に分けて管理するのが特徴です。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
株主還元方針
中計では2025年度に配当性向30%を目指す方針を掲げています。成長投資と株主還元のバランスを重視しつつ、実際の配当も増配基調が続いています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf) [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/stock_rating/dividend.html)
配当の魅力
みずほリースの配当は非常に見やすい上昇トレンドです。株式分割を反映したベースで、年間配当は2021/3期18.4円、2022/3期22.0円、2023/3期29.4円、2024/3期38.4円、2025/3期47.0円、2026/3期予想50.0円となっています。配当性向も20.4%→35.7%→25.1%→26.5%→30.4%→31.2%予想と上昇しており、還元余地が着実に広がっています。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/stock_rating/dividend.html)
| 年度 | 年間配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/3期 | 18.4円 | 20.4% |
| 2022/3期 | 22.0円 | 35.7% |
| 2023/3期 | 29.4円 | 25.1% |
| 2024/3期 | 38.4円 | 26.5% |
| 2025/3期 | 47.0円 | 30.4% |
| 2026/3期予想 | 50.0円 | 31.2% |
株主優待
現在、株主優待制度はありません。 みずほリースは、2023年3月31日を基準日とした株主への贈呈をもって株主優待制度を廃止しています。以前はQUOカード優待がありましたが、現在は配当による還元を主軸とする設計です。 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/faq.html)
この銘柄が向く投資家
- 高配当と増配傾向を重視する人
- 低PERの大型金融・リース株を探している人
- 国内リースだけでなく、海外・環境・不動産の成長も取り込みたい人
- 優待よりも、現金配当中心の還元を評価する人
主なリスク
- 金利上昇による資金原価の増加 [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
- 信用コスト増加や景気後退局面での貸倒リスク [Source](https://data.swcms.net/file/mizuho-ls/ja/news/auto_20260204547381/pdfFile.pdf)
- 航空機・海外・戦略投資など成長分野の市況変動 [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)
- 自己資本比率が低く見えるため、市場心理次第で金融株として評価がぶれやすい点 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T)
総括
みずほリースは、みずほ系の信用力を背景にした安定感と、リース会社の枠を超えて収益源を多角化していく成長性を併せ持つ銘柄です。足元では最終利益の成長が続き、配当も毎期増配基調、しかもPERは8倍台と依然として抑えられています。高配当株としても魅力がありますが、本質的には「低評価のまま収益力を高めている総合金融・アセット運用株」として見ると、より面白い銘柄です。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/8425.T) [Source](https://kabutan.jp/stock/finance?code=8425) [Source](https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/library/integrated_report_2023/main/0/teaserItems3/01/linkList/0/link/Business%20Strategy_2023.pdf)

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