ラクト・ジャパン 3139

ラクト・ジャパン(3139)投資分析レポート 2026
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ラクト・ジャパン(3139)投資分析レポート 2026

ラクト・ジャパンは、乳原料・チーズを軸に、食肉、機能性食品原料、アジア加工・販売まで広げる独立系の食品専門商社です。単なる輸入商社ではなく、アジアでの製造・加工機能を持つ“複合型食品企業”へ進化している点が、中長期の投資ストーリーとして重要です。

株価 3,605円
予想配当 132円
予想配当利回り 3.66%
予想PER 10.42倍
PBR 1.11倍

まず押さえたい投資ポイント

2025年11月期 売上高
1,828.16億円
過去最高更新
2025年11月期 経常利益
57.96億円
前期比 +34.1%
2026年11月期 予想配当
132円
累進配当を導入
2028年11月期 中計売上目標
2,100億円
NEXT-LJ 2028

会社概要:乳原料から広がった独立系食品専門商社

[ラクト・ジャパン](https://www.lactojapan.com/)は、乳原料でスタートした独立系の食品専門商社です。Yahoo!ファイナンスでは「乳原料でスタートした独立系の食品専門商社。北米、欧州、豪に拠点。東南アジアに自社工場も」と整理されています。設立は1998年5月15日、本社は東京都中央区日本橋2-11-2、東証プライム上場、連結従業員数は377人です。事業は乳原料・チーズに加え、食肉食材、機能性食品原料、アジア事業へ広がっています。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/3139.T/profile)

  • 証券コード:3139
  • 上場市場:東京証券取引所プライム市場
  • 設立:1998年5月15日
  • 本社:東京都中央区日本橋2-11-2
  • 連結従業員数:377人
  • 主力領域:乳原料・チーズ、食肉食材、機能性食品原料、アジア事業

株価・指標スナップショット

  • 株価:3,605円
  • 時価総額:361.28億円
  • 発行済株式数:10,021,600株
  • 予想配当:132.00円
  • 予想配当利回り:3.66%
  • 予想PER:10.42倍
  • PBR:1.11倍
  • EPS:346.00円
  • BPS:3,250.93円
  • ROE:14.40%
  • 自己資本比率:35.9%
  • 最低投資金額:約36.1万円

Yahoo!ファイナンス取得値。株価指標は取得時点のスナップショットです。 [Source](https://finance.yahoo.co.jp/quote/3139.T)

投資ストーリー:商社から“複合型食品企業”へ

ラクト・ジャパンの投資妙味は、乳製品原料の輸入販売だけでなく、アジアでの加工・製造機能や機能性食品原料まで事業を広げている点にあります。中期経営計画「NEXT-LJ 2028」では、国内で成長分野へ集中しつつサプライチェーンを強靭化し、海外では市場深耕と拡大、新工場稼働による成長加速を進める方針です。つまり、仕入れて売るだけの商社ではなく、加工・供給・高付加価値化を組み合わせた企業へ変わろうとしていることが、将来の利益成長の土台になります。 [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/news/auto_20260106529454/pdfFile.pdf)

2025年11月期決算:過去最高業績を更新

項目2025年11月期 実績
売上高182,816百万円
営業利益5,947百万円
経常利益5,796百万円
当期純利益4,317百万円

2025年11月期は、売上高1,828.16億円、営業利益59.47億円、経常利益57.96億円、親会社株主に帰属する当期純利益43.17億円と、売上・各利益ともに過去最高を更新しました。機能性食品原料部門の伸びやアジア事業の好調、高付加価値商品の販売拡大が全体の成長を牽引した形です。 [Source](https://data.swcms.net/file/lactojapan-corp/dam/jcr:2e380ffd-70bb-4771-9182-2556b2d3f910/140120260108530911.pdf)

部門別の見どころ

部門売上高ポイント
乳原料・チーズ1,186億79百万円価格上昇で売上増、数量面は値上げの影響あり
食肉食材227億70百万円冷凍豚肉・鶏肉、新規香辛料が好調
機能性食品原料95億94百万円プロテイン需要を背景に大豆たんぱくが急伸
アジア事業・その他317億72百万円東南アジアのチーズ需要が旺盛、新工場も進展

乳製品原料が主力である一方、利益成長の源泉としては機能性食品原料やアジア事業の存在感が増しています。とくにアジアでの加工・販売機能の拡充は、単なる輸入販売よりも付加価値の高い収益源へつながる可能性があります。 [Source](https://data.swcms.net/file/lactojapan-corp/dam/jcr:2e380ffd-70bb-4771-9182-2556b2d3f910/140120260108530911.pdf)

2026年11月期会社予想:増収だが投資先行で減益見込み

項目 2026年11月期 会社予想
売上高193,000百万円
経常利益4,800百万円
当期純利益3,450百万円
年間配当予想132.00円(中間66円・期末66円)

2026年11月期は、売上高1,930億円と増収を見込む一方、経常利益48億円、当期純利益34.5億円と表面上は減益予想です。背景には、本社移転、シンガポール新工場の稼働、システム刷新など将来成長に向けた投資費用の増加があります。足元の利益は一服しても、次の成長の土台をつくる局面と捉えるかが投資判断のポイントです。 [Source](https://data.swcms.net/file/lactojapan-corp/dam/jcr:2e380ffd-70bb-4771-9182-2556b2d3f910/140120260108530911.pdf)

中期経営計画「NEXT-LJ 2028」:設立30周年へ向けた成長投資

2026年11月期から始まる3カ年計画「NEXT-LJ 2028」では、2028年11月期に連結売上高2,100億円、連結経常利益60億円、親会社株主に帰属する当期純利益43.5億円を目標としています。国内では成長分野への集中とサプライチェーン強化、海外では市場の深掘りと拡大、新工場稼働による成長加速、さらに人的資本・サステナビリティの強化まで含めた総合戦略です。 [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/news/auto_20260106529454/pdfFile.pdf)

投資家が注目したい点

この中計の核心は、乳製品商社から、加工・製造機能を持つ複合型食品企業へ進むことです。利益率の高い分野とアジア展開が計画通り進めば、単なる市況連動型の商社評価から一段上の評価余地が出てきます。 [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/news/auto_20260106529454/pdfFile.pdf)

株主還元:累進配当と長期保有優待が魅力

配当方針は「安定配当・増額配当」を基本としつつ、配当性向を高めていく考え方です。さらに中期経営計画では、配当性向目標を35%に引き上げるとともに、累進配当を追加しました。2025年11月期実績132円、2026年11月期予想も132円で、利益予想が減っても配当は維持する計画です。 [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/stock/dividend.html) [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/news/auto_20260106529454/pdfFile.pdf)

株主優待はある?

ラクト・ジャパンには株主優待があります。公式サイトでは、100株以上を2年以上継続保有した株主を対象に、100株以上300株未満で3,000円相当、300株以上で5,000円相当の自社選定カタログギフトを用意しています。優待品の代わりに寄付を選ぶことも可能です。長期保有を促す制度に変わっており、短期売買より中長期保有向きの設計です。 [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/about/benefit.html)

投資家視点の強み

  • 割安感:予想PER10倍台、PBR1倍前後で見やすい水準
  • 高配当:予想配当132円、予想利回り3%台後半
  • 累進配当導入:減配しにくい還元姿勢を明確化
  • 成長余地:機能性食品原料・アジア加工販売の拡大
  • 商社+製造のハイブリッド化:付加価値向上の余地が大きい

注意したいリスク

  • 乳製品・食肉など国際相場の変動
  • 為替の影響を受けやすい輸入型ビジネス構造
  • 新工場・システム投資の立ち上がり遅れ
  • 価格転嫁局面で販売数量が落ちる可能性

総評:高配当の食品商社ではなく、アジア成長を取り込む変身型企業

ラクト・ジャパンは、足元では高配当・割安株として見やすく、先を見れば“商社から複合型食品企業へ”の変化を評価できる銘柄です。

2025年11月期は過去最高益、2026年11月期は投資先行で減益予想という一見地味な構図ですが、中期経営計画で示した方向性は明快です。アジアでの加工・製造強化や高付加価値商材の拡大が実を結べば、将来的には利益の質が変わる可能性があります。高配当で待ちながら、事業の質的転換を追う銘柄として注目に値します。 [Source](https://data.swcms.net/file/lactojapan-corp/dam/jcr:2e380ffd-70bb-4771-9182-2556b2d3f910/140120260108530911.pdf) [Source](https://www.lactojapan.com/ja/ir/news/auto_20260106529454/pdfFile.pdf)

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この記事を書いた人

やりがい搾取の航空会社で働く地上さんです
将来不安を解消するために株式投資に励んでます

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