AIRPORT HISTORY
山口宇部空港の歴史|海に開かれた山口県の空の玄関口
山口宇部空港は、1966年に「宇部空港」として開港して以来、滑走路延伸やターミナル整備、東京線の拡充、国際定期便の就航などを経ながら発展してきた空港です。穏やかな気候に支えられた就航率の高さや、1,800台収容の無料駐車場を備える利便性も特徴で、現在は山口県の空の玄関口として重要な役割を担っています。
山口宇部空港の基本概要
山口宇部空港は、山口県宇部市沖宇部に位置する特定地方管理空港です。管理者は山口県、設置者は国土交通大臣で、県内航空交通の中核を担う空港として整備されてきました。現在の滑走路は2,500m×45mで、海に接する立地を活かした開放感のある空港として知られています。
| 名称 | 山口宇部空港 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県宇部市沖宇部625番地 |
| 開港 | 1966年7月1日 |
| 空港種別 | 特定地方管理空港 |
| 管理者 | 山口県 |
| 設置者 | 国土交通大臣 |
| 面積 | 1,554,781㎡ |
| 標高 | 4.54m |
| 滑走路 | 2,500m × 45m |
| 特徴 | 海上空港 / 高い就航率 / 無料駐車場1,800台 |
山口宇部空港の歴史
山口宇部空港は、1966年7月に「宇部空港」として供用を開始しました。開港当初の滑走路は1,200m×30mで、全日本空輸による東京便、日本国内航空による大阪便が運航を始めています。山口県にとって本格的な航空拠点の誕生は、県内外の移動時間を大きく短縮し、地域の交通基盤を支える重要な出来事でした。
1979年には新滑走路が供用開始となり、空港機能は大きく向上します。翌1980年4月には空港名が「山口宇部空港」に改称され、東京便にはジェット機が就航しました。これにより、山口県の空の玄関口としての位置づけがより明確になり、首都圏との結びつきもいっそう強まっていきます。
旅客需要の拡大に対応するため、1980年には旅客ターミナルビルが供用開始され、その後2000年3月には国内線旅客ターミナルビルが新たに供用開始となりました。現在のターミナルは、海に接する立地を活かし、建物全体を海に見立てたデザインが採用されています。ガラスと金属を多用した明るく開放的な空間づくりは、山口県の空の玄関にふさわしい雰囲気を演出しています。
2001年3月には現在の2,500m×45mの滑走路が供用開始され、大型機への対応力が高まりました。2002年には東京線のダブルトラック化が実現し、羽田線の利便性はさらに向上します。地方空港でありながら幹線需要を安定的に支える体制が整ったことは、山口宇部空港の発展を語るうえで重要な転機といえます。
2014年10月にはスターフライヤーが就航し、東京便は全日10往復体制となりました。2016年11月には韓国・ソウル仁川線の国際定期便が就航し、国際航空ネットワークの拡充にも踏み出します。さらに2018年3月には無料駐車場が1,500台から1,800台へ増設され、空港利用者の利便性向上が図られました。
近年では、2019年3月に定期便利用者年間100万人を達成し、2025年1月には定期便利用者の累計が3,000万人を突破しました。山口宇部空港は、安定した就航環境と使いやすい施設を兼ね備えた地方空港として、観光・ビジネス・地域交流を支える重要なインフラへと成長を続けています。
山口宇部空港の歴史年表
山口宇部空港の歩みを、スマートフォンでも見やすい縦長年表画像にまとめると以下のようになります。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1966年7月 | 宇部空港供用開始(滑走路1,200m×30m) |
| 1979年11月 | 新滑走路供用開始(2,000m×45m) |
| 1980年4月 | 「山口宇部空港」に改称、東京便ジェット機就航 |
| 1980年7月 | 旅客ターミナルビル供用開始(現・国際線旅客ターミナルビル) |
| 2000年3月 | 国内線旅客ターミナルビル供用開始 |
| 2001年3月 | 新滑走路供用開始(2,500m×45m) |
| 2014年10月 | スターフライヤー就航、東京便全日10往復運航 |
| 2016年11月 | ソウル仁川線の国際定期便就航 |
| 2018年3月 | 無料駐車場を1,800台へ増設 |
| 2019年3月 | 定期便利用者年間100万人達成 |
| 2025年1月 | 定期便利用者累計3,000万人突破 |
山口宇部空港の特徴
山口宇部空港の大きな特徴は、穏やかな気候に支えられた就航率の高さと、海上空港ならではの開放感です。地方空港の中でも使いやすさに配慮された設備が整っており、無料で利用できる1,800台収容の駐車場を備えている点も利用者から評価されています。
また、山口宇部空港ビル株式会社がターミナルビルの管理運営や航空旅客・貨物に関する各種サービスを担っており、空港利用者にとって快適で、地域に愛される空港づくりが進められています。
近年の利用状況
山口県の発表によると、令和7年度の山口宇部空港における国内定期便の年間利用者数は約85.6万人でした。前年度比では約1.5万人の減少となったものの、利用率は79.9%と前年度より3.6ポイント上昇しており、限られた座席供給の中でも高い利用水準が維持されていることが分かります。
さらに、国際チャーター便は48便が運航され、利用者数は7,271人となりました。地方空港を取り巻く環境が変化する中でも、山口宇部空港は国内幹線の安定運航に加え、国際需要の受け皿としての役割も果たし続けています。
まとめ
山口宇部空港は、1966年の開港以来、滑走路延伸やターミナル整備、東京線の拡充、国際定期便の就航などを経て、山口県を代表する航空拠点へと成長してきました。高い就航率、無料駐車場、明るく開放的なターミナルといった強みを備え、今後も観光・ビジネス・地域交流を支える重要な空港としてその役割を果たしていくでしょう。

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