鹿児島空港とは
鹿児島空港は、鹿児島県霧島市溝辺町に位置する国管理空港です。県本土のほぼ中央部にあり、東に霧島連峰、南に桜島を望む台地に立地しています。鹿児島県の本土側における空の玄関口として、観光・ビジネス・離島連絡の各需要を支える重要な空港です。
現在の鹿児島空港は、旧鹿児島空港(鹿児島市鴨池)から移転する形で1972年4月に開港しました。開港当初は2,500m滑走路でしたが、1980年には3,000m滑走路の供用が始まり、南九州を代表する基幹空港のひとつとして発展してきました。
鹿児島空港の基本概要
| 所在地 | 鹿児島県霧島市溝辺町 |
|---|---|
| 空港種別 | 国管理空港 |
| 設置管理者 | 国土交通省 |
| 現空港の供用開始 | 1972年4月1日 |
| 滑走路 | 3,000m × 45m |
| 告示面積 | 1,943,579㎡ |
| 標高 | 271.6m |
| 運用時間 | 7:00〜22:00(15時間) |
| エプロン | 256,068㎡ |
| ターミナル運営 | 鹿児島空港ビルディング株式会社 |
鹿児島空港の歴史
鹿児島空港の前身は、鹿児島市鴨池にあった旧鹿児島空港です。旧空港は1957年に供用を開始しましたが、航空需要の増加に対応するため、より本格的な空港として現在地への移転整備が進められました。そして1972年4月1日、霧島市溝辺町の十三塚原台地に新しい鹿児島空港が開港し、2,500m滑走路を備えた地方拠点空港として新たな歴史をスタートさせました。
開港後も機能強化は続き、1977年に滑走路延長が告示され、1980年10月には3,000m滑走路の供用が開始されました。これにより大型機への対応力が向上し、国内主要都市との結びつきがいっそう強まりました。
国際線の整備も進み、1982年には国際線旅客ターミナルビルが供用開始。1990年にはソウル線、2002年には上海線、2012年には台北線、2014年には香港線が就航し、東アジアとの国際ネットワークが広がっていきました。1997年には国際線ターミナルの増築も行われ、受入体制の強化が図られています。
近年では、2020年に国際線旅客ターミナルビルの増改築が竣工し、2021年にはビジネスジェット専用施設「桜島」が供用開始されました。さらに、コロナ禍で一時運休していた香港・ソウル・台北・上海の各国際路線が2023年から2024年にかけて順次再開され、国際空港としての機能回復が進んでいます。
鹿児島空港の特徴
鹿児島空港の大きな特徴は、鹿児島県本土のほぼ中央に位置する交通結節点であることです。鹿児島市中心部からは九州自動車道経由で約45分、鹿屋市へは約1時間20分、指宿市へは約1時間30分とされ、県本土各方面への移動拠点として高い利便性を持っています。
霧島連峰や桜島を望むロケーションも鹿児島空港ならではの魅力です。鹿児島観光の玄関口としての役割が大きく、県内観光や離島方面への移動の起点としても利用されています。国内線・国際線の両方を備えることで、鹿児島県の広域交流を支える中心的な空港となっています。
ターミナル運営を担う鹿児島空港ビルディング株式会社は1969年設立、資本金3億円、社員数98名です。航空旅客・貨物への役務提供、施設貸与、物販、飲食、旅行業、駐車場運営など幅広い事業を展開し、空港全体の利便性向上を支えています。
最新の利用状況
鹿児島県の資料によると、2024年の鹿児島空港の乗降客数は5,638,677人でした。このうち国際線は156,832人で、国内線は5,481,845人となっています。新型コロナ禍で大きく落ち込んだ後、国内線の回復に加え、国際定期路線の再開も進んだことで、利用実績は着実に持ち直しています。
長期的に見ると、鹿児島空港は九州でも有数の利用者数を持つ空港であり、2018年度には約606万人を記録しました。現在はその水準への回復途上にあり、今後は国際線の本格回復とともに、さらなる利用拡大も期待されています。
運営会社について
鹿児島空港のターミナルを運営するのは、鹿児島空港ビルディング株式会社です。現空港の開港に先立つ1969年12月5日に設立され、鹿児島空港の発展とともに旅客サービスや商業機能の充実を支えてきました。空港の公共性を支えながら、快適な利用環境づくりにも大きく貢献している企業です。
まとめ
鹿児島空港は、旧鴨池空港からの移転によって1972年に現在地で開港し、滑走路延長、国際線ターミナル整備、国際路線拡充を重ねながら南九州を代表する空港へと成長してきました。観光、ビジネス、離島連絡を支える多機能な空港として、鹿児島県にとって欠かせない存在です。
近年は国際線の再開や施設更新も進み、空港としての魅力と利便性はさらに高まっています。今後も鹿児島県の空の玄関口として、国内外の人の流れを支える中心的役割を果たしていくでしょう。

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